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zoom RSS 惑星ソラリス

<<   作成日時 : 2011/12/11 23:53   >>

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惑星ソラリス

1972年 / ソ連
監督 アンドレイ・タルコフスキー
脚本 アンドレイ・タルコフスキー / フリードリッヒ・ガレンシュテイン
原作 スタニスワフ・レム



2001年宇宙の旅と並びメッセージ性の強いSF作品。
すべてを理解することは出来なかったが、それでも何度もみてみたくなる。
そもそも映画に限らず、みた者は自分なりの答えや考えを出すことは出来るが、すべてを理解しているのはその作品の作者だけだと思う。
なので、ここから先書くことも自分なりの考えだ。

惑星ソラリスの海に干渉された者は、親の死に日に会えないと作中で述べられていたと思うがその通りだろう。
ソラリスでは自分の記憶の中から思い入れの強い物が物質化されて実際に目の前に現れてしまう。
死んだ妻や両親、子など。
それらが物質化されることで自分の思い通りの望む世界が創られてしまう。
その世界には悲しみや不幸が存在していないのだろうが、同時に幸福も存在しないのではないか?
当たり前の幸福を当たり前のように受け取ってしまっている現在の生活からは、幸福を望む気持ちよりも不幸を望まない気持ちの方が遙かに強いと感じる。
ソラリスは人間の弱い部分を捕らえて離さない。

特にラストが衝撃だった。
恐怖から鳥肌が止まらなくなった。
この作品を鑑賞して良かったと感じる瞬間でもあった。
しかし鑑賞後しばらくしてひとつの疑問が浮かんだ。
作中でソラリスという惑星が存在することは確かだし、ソラリスの海に何かしらの力があることも確かだとは思うが、その力は本当に前述した通りの力、望む物を物質化することの出来る力だったのだろうか。
実はその力が何なのかはまだ解明されていなくて、ソラリスの海が持つ望む物を物質化することの出来る力そのものが、主人公の心理学者クリスが夢の中で創り出した幻想ではないのか。
作中で、『眠りは死に近い。生きる者すべてに与えられた平等の権利』のようなことが述べられていたと思うが、夢とは眠るときに見るもの。
ソラリスが持つ解明されていない何かしらの力。
その事実に惹かれたクリスが夢の中で創り出した、『ソラリスの望む物を物質化する力とその力で創り出した世界』、という考え方も出来るのではないか。
ややこしいが。
とにかく様々な考えが尽きない。
とても良い作品だった。

そういえば、光速より速い物質だったということが判明したニュートリノがこの前話題となったが、この作品ではソラリスの海のニュートリノが力の原因とされていた。
既に無くなってしまった記憶の中の物を物質化するということは、ある意味時を超えているということだと思うし、40年近く前の作品でニュートリノに触れていたことに驚いた。

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